国土交通省および経済産業省は、深刻化するトラックドライバー不足と長距離輸送の維持に対応するため、主要高速道路において大型トラックによる「自動追従(隊列走行)」技術の本格的な実証実験を開始した。先頭車両の熟練ドライバーの操作に後続の無人・省人化車両が超低遅延の無線通信でリアルタイムに同期し、一定の車間距離を維持しながら隊列を組んで走るシステムである。
今回の実証では、新東名高速道路などの長距離区間を利用し、夜間帯を中心に安全性の検証や天候悪化時・トラブル発生時の自動退避プロセスのテストが行われる。追従走行による空気抵抗の低減により、燃料消費量が約10%削減されるという環境・コスト面での副次的なメリットも確認されている。
政府は2027年までの商用化を目指しており、法制度の整備や安全基準の標準化を加速させている。物流コストの低減と輸送能力の維持を両立させる切り札として、EC事業者や大手運送業者からの関心が高まっている。









